古賀茂明はどんな人で思想や政策や発言や公約やマニフェストは?【2016都知事選で民進党が擁立か】【I am not ABEの反日左翼か】
2016/07/15
民進党が東京都知事選挙に元経産省官僚の古賀茂明さんを軸に調整を進めていることがわかりました。「I am not ABE」のフリップを持ち、報道ステーションで古館伊知郎さんと一戦交えたのを見て、知った方も多いのではないでしょうか。筆者のイメージは、官僚の時は霞ヶ関と戦う改革派、退職後はいつの間にか左翼エコノミストという感じです。古賀茂明さんのこれまでの発言や思想から政策や公約はどのようなものになるのか、考えていきたいと思います。
古賀茂明の「I am not ABE」について
2015年1月13日に報道ステーションでコメンテーターとして生出演していた古賀は、ISILによる日本人拘束事件について、「安倍総理はカイロの演説で、ISILと戦う国には支援を行うと発言したが、すでに誘拐されていることが分かっていたのに、誘拐犯と戦う人を支援すると言ったら、誘拐犯を刺激する。日本は、アメリカやイギリスと同じような戦争をする国だと思われつつある。私達は、後藤さんのような人こそ助けなくてはいけないと思っていて、安倍さんとは違うんだということを、私だったら、『I am not ABE』と言うプラカードを掲げて、日本人は違いますよと、戦後ずっと戦争をしていませんよと。憲法では、日本のことを攻めてこないような人たちのことを一方的に敵だなんて絶対に言いませんよと伝える。」と発言した。この発言の真意について、古賀は、神奈川新聞のインタビューで「首相によって、日本のイメージが根本的に変えられようとしていて、今止めなければ取り返しのつかないことになると考えました。安倍首相のやろうとしていることは日本人の気持ちではない、と考えた上での発言です。」と説明している。
wikipediaより抜粋
日本には言論の自由が認められている証左です。まるで安倍さんは「後藤さんのような人は助けなくてよい」という言いぐさです。政府として、テロに屈することなんて絶対にやってはいけません。政府はテロに屈して、お金をテロリストに支払うべきだと言うのでしょうか。あまりにもテロリストが期待するような発言なので、テロリストの仲間だと疑われてもしかたありません。
古賀茂明の報道ステーション騒動について
2015年3月27日に報道ステーションでコメンテーターとして生出演していた古賀は、「テレビ朝日の早河洋会長と古舘プロジェクトの会長の意向で今日が最後ということになりました」「菅義偉官房長官をはじめ、官邸の皆さんにはバッシングを受けてきた」と話し、「I am not ABE」と書かれたフリップを提示し、「官邸からまたいろんな批判が来るかもしれないが、陰で言わないでほしい。直接私のところに文句を言ってきて」と発言した。
wikipediaより抜粋
これは見ていて面白かったです。内輪もめをテレビで見れるなんて思ってもいませんでした。官邸は直接一個人にクレームをつけるのものではないと思います。
古賀茂明の政策について
安全保障における主張の中には「戦争国家への11本の矢」というものがあり、集団的自衛権や特定秘密保護法、武器輸出解禁など、少しずつ小出しに進んでいく変化の中で、徴兵制につながる恐れがあることを指摘している。中でも、少人数の閣僚だけで重要な決定ができてしまう日本版NSC、誰の責任かを隠し通すことができ、判断を誤らせかねない秘密保護法、日本が直接関係ない戦争に参加する恐れが出る集団的自衛権を恐怖の3点セットと語り、1つ1つを切り離して見るのではなく、セットとして考えたときにどういう意図が隠されているかを注視するべきだとtwitterでつぶやいている。
wikipediaより抜粋
左翼が好むお手本の様な発言です。日本版NSCは少人数の閣僚だけで重要な決定ができることを目的に作られた組織ですし、秘密保護法は日本ではびこるスパイを防止するための法律です。集団的自衛権も戦争を未然に防ぐための抑止力として必要です。社民党や共産党の代弁者という感じがする考えです。
まとめ
これまでの言動や政策などを考えると、「何でも反対」の野党連合(民・共・社・生)の候補者として理想だと思います。知名度もありますし、官僚時代に改革派として、経済産業省と戦ったことも評価できるのではないでしょうか。但し、どの候補者にも言えることだと思いますが、共産主義を目指している場合のみ、共産党の支援を受けるべきだと思います。共産主義と資本主義は相反するものです。私的には、古賀茂明さんの著書である「日本中枢の崩壊」を読み、古賀茂明さんに共感できるところもたくさんあり期待していたのですが、思想がどんどん左寄りになってきたことがとても残念です。