立花孝志はどんな人で思想や政策や発言やマニフェストや公約は?【イラネッチケー裁判結果は敗訴】【NHKから国民を守る党の泡沫候補が「NHKをぶっ壊す」】【2016東京都知事選】
2016/07/26
「NHKから国民を守る党」から東京都知事選に出馬した立花孝志さん。政見放送では「NHKをぶっ壊す」と連呼しています。確かに興味はあるけど、鳥越さんと主張と同じで、国政の話だよなと思って、「NHKから国民を守る党」のホームページを見ると、立花孝志さんはまずは地方から「NHKをぶっ壊す」としています。そんな立花孝志はどんな人で思想や政策や公約はどうなっているのか見ていきたいと思います。
立花孝志の公約
立花孝志さんの公約はたった一つ「NHKをぶっ壊す」です。その理由として、ホームページでは「NHKからの3つの被害」を紹介しています。
NHKからの3つの被害
①経済的被害者【受信料支払い者 約50%】
支払い者【不払い者の分まで支払わされている】
現在50%しか払っていないので月額2,220円、全員が支払えば月額1,110円に【年間26,640円が13,320円になる】
②精神的被害者【受信料不払い者 約50%】
24時間体制でやって来るNHK集金人【反社会勢力関係者も多数在籍】からの脅迫行為や裁判の被告になってしまうかも?という不安による精神的被害
③情報的被害者
★公共放送なのに国営放送のような放送をされている。
★反日的な報道をされている。
★福島第1原発の放射能漏れの真実を約2ヶ月間報道しなかった。
★NHK受信料制度の紹介番組を制作していない。
★野球賭博や八百長をしている大相撲を年間30億円の放送権料を支払って中継している。
党名(政治団体)からも分かるように、NHK批判一色です。そして、肝心のどのようにして「NHKをぶっ壊す」をぶっ壊すのかというと、
まず約800【21,000人】ある全国の市議会や東京都区議会の条例で、NHK集金人の個別訪問を禁止する条例を制定する。NHKだけ視聴できないテレビを希望する家庭には、NHKの電波を供給しない条例を制定する。【NHKスクランブル放送の実施】
★この条例を制定する事により、安心してNHK受信料を不払い出来る。安心で安全な街づくりを目指します。
としています。国会議員になって法律である放送法を変えるのではなく、まず地方自治体の条例を制定するのですね。鳥越俊太郎さんよりは、戦略がありそうです。しかし、条例は法令(法律)に反してはならないので、放送法の趣旨からみて、不払いが出来るかどうかは筆者にはわかりません。
立花孝志の実績
当選するかどうかは別にして、立花孝志さんにどこまでの行動力があるのかと疑問に思い調べてみました。立花孝志さんは元船橋市議会議員で、今と同じく「NHKから国民を守る党」から出馬して、定数50名中、35番目で当選しています。立候補者は73名でした。当選後、定例会では信念の通り、NHKについてのことをたくさん質疑しています。船橋市議会のホームページで確認できます。このことからも、もし当選すれば、「NHKをぶっ壊す」ことに突き進んでくれるでしょう。
立花孝志のNHK撃退シール
ホームページから問い合わせると、「NHK撃退シール」がもらえます。これを貼っておくと、NHK集金員を撃退できるそうです。
立花孝志「イラネッチケー裁判」に敗訴
7月20日に判決が出た「イラネッチケー裁判」ですが、敗訴しています。「イラネッチケー裁判」に興味ある方は、こちらをご覧ください。因みに、控訴するそうです。
さいごに
地方議会議員を決める選挙でなく、東京都知事選挙のように首長を決める選挙では一人しか当選しません。そう考えると、立花孝志さんのように、「NHKをぶっ壊す」という一点突破を企てる方は当選しないでしょう。ただ選挙に興味がない方が、興味を持つきっかけになることもあるでしょうから、頑張って欲しいと思います。