公明党の「2016参議院の重点政策 希望が、ゆきわたる国へ。」を読んでみた【参議院選挙2016マニフェスト公約を評価・まとめ】
2016/06/23
公明党の「2016参議院の重点政策 希望が、ゆきわたる国へ。」を読んでみました。数は少ないですが、公明党も自民党と同じく政権与党なので、みなさんが読んでおくべきだと思います。自民党と同じ政策が多数ありましたが、違う政策も多くありましたので、その点を中心に私の意見を述べました。民進党とは違って、なかなか読み応えのある政策集でした。ご存知の通り、公明党は創価学会を母体とする宗教政党です。会員数がとても多く、wikiによるとデータによってばらつきはありますが、数百万人から2000万人となっています。政策的には、自民党よりはかなり左で、共産党や社民党よりは少し右といった感じだと思います。創価学会員以外の人が公明党に投票するのかは知りませんが、選挙も強く、政権与党なので注目すべき政党です。
スポンサーリンク
公明党の「2016参議院の重点政策 希望が、ゆきわたる国へ。」の「1.景気に力強さを。実感を「地方」「中小企業」「家計」へ」について
新たな国内観光の効果的な需要喚起策として、日本児向け鉄道フリーパスやプレミアム付き旅行券の発行などが挙げられています。このような政策は一度限りではなく、定期的に行うとより効果があると思います。同一労働同一賃金を実現し、正社員の6割程度である非正規労働者の時間当たりの賃金を、欧州並みの8割程度に引き上げることを目指すとしています。8割程度なら「同一労働同一賃金」という名称を変更した方が良いと思います。私は「同一労働同一賃金」には反対です。公明党の「2016参議院の重点政策 希望が、ゆきわたる国へ。」の「2.若者・女性が活躍できる希望社会へ」について
希望するすべての学生等への無利子奨学金の貸与を目指すとあります。こちらは反対です。無利子奨学金を受け取るには、本人の努力が測られる一定の学力は絶対に必要です。努力しない学生に税金を使うべきではありません。住宅付近をみだりにうろついたり、SNS等を通じたストーカー行為を禁止する為、ストーカー規制法を再改正するとしています。こちらは是非やって頂きたいと思います。事件があってからでは遅いですが、やらないよりはマシです。アイドルと言う夢を追いかける女性が命の危険にさらされないようにすべきです。
スポンサーリンク
公明党の「2016参議院の重点政策 希望が、ゆきわたる国へ。」の「3.安心できる社会保障実現へ」について
無年金者対策の推進として、年金の受給資格期間を25年から10年に短縮するとしています。10年とは言わずに、1カ月でも払ったら分割して受け取れるのが当然だと思います。公明党の「2016参議院の重点政策 希望が、ゆきわたる国へ。」の「4.平成28年熊本地震、東日本大震災からの復興へ」について
防災拠点としての市区町村役場の耐震回の促進、防災拠点に災害に強い公衆無線LANを設置するとあります。災害で役場が使えなくなることは、絶対に避けなければなりません。こういうことには、際限無くお金を使うべきです。公衆無線LANも必要です。緊急連絡や情報を受け取れるようにすることはとても大事です。公明党の「2016参議院の重点政策 希望が、ゆきわたる国へ。」の「5.安定した平和と繁栄の対外関係」について
シリア難民などの留学生受け入れなどを通じた駐豪地域の安定化を進めるとあります。一時の感情に流されて、難民を受け入れるなど絶対にしてはいけません。ドイツのような取り返しのつかない状態になります。北方領土問題につき、今までの発想にとらわれない「新しいアプローチ」で交渉を精力的に進め、平和条約の早期締結を目指すとしています。「新しいアプローチ」って何でしょうか。具体性が全く欠けています。説明不足です。公明党の「2016参議院の重点政策 希望が、ゆきわたる国へ。」の「6.政治改革と行財政改革」について
政治資金規正法を改正し、秘書など会計責任者への政治家の監督責任を強化するとしています。監督責任強化も大事ですが、一連の舛添東京都知事が問題視されたように、政治資金の使途を法律で限定すべきです。身を切る改革ができない公明党にはできるとは思いませんが。まとめ
安倍自民党の勢いが留まらないだけに、同じ与党であっても公明党の存在感は薄くなりつつあります。昔に比べれば、外交や安全保障に関しては、公明党の政策は自民党によって随分と右に引っ張られたことは間違いないでしょう。今は良いように自民党に使われている気がします。しかし、安倍自民党の人気に陰りが見えた時、公明党は息を吹き返すでしょう。公明党の本質は護憲政党です。いざ憲法9条を変えようとした時、自民党に連立解消を匂わせて、牽制してくることでしょう。その時に、自民党と他党の改憲勢力で衆参両院で3分の2を占めていることが、これからの日本の為に、必要になるでしょう。因みに私は宗教政党には投票しません。
スポンサーリンク