日本共産党の「力あわせ、未来ひらく」を読んでみた【参議院選挙2016マニフェスト公約を評価・まとめ】
2016/07/02
日本共産党の「力あわせ、未来ひらく」を読んでみました。さすが共産党です。昔から1mmもぶれません。自民党がすることに対しては全てノーを貫いています。相変わらず周辺国の事情を無視して理想にこだわり、外交問題は全て対話で解決するとしています。対話で解決できたら、それが一番なのですが、外交と言うのは相手国があるだけに上手くいかないこともあるのは明白です。これだけぶれないと、気持ちがいいものです。時代の変化に対応して、政策を変えるべきだと思いますが、共産党は一貫して変わることはありません。
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日本共産党の「力あわせ、未来ひらく」の「(1) 安保法制=戦争法廃止、立憲主義の回復、安倍改憲を許しません」について
得意のレッテル貼りの「安保法制=戦争法」に始まり、立憲主義を取り戻すとしています。戦争を起こさないための抑止力を高める「安保法制」だし、立憲主義は守られています。採決を強行的に妨害しようとしたのは共産党や民主党ではないでしょうか。共産党は一体何を言っているのでしょうか。「自民党改憲案」にノーの審判をと述べています。法案には全てノーの共産党ですから、全くぶれていません。一応、北朝鮮の核実験やミサイル発射のことは「重大な脅威」と表現しています。対策はもちろん外交努力つまり「対話」です。中国に対しては、南沙諸島については触れていますが、尖閣諸島については触れていません。何故でしょうか。共産党にとっては尖閣諸島は日本の領土ではないのでしょうか。中国については脅威とも表現していません。何故なら、共産党は中国の手先だからです。相変わらず、日本は「侵略戦争」と「植民地支配」を行ったというキーワードを無理やり詰めてきています。
日本共産党の「力あわせ、未来ひらく」の「(2)格差をただし、経済に民主主義を―三つのチェンジ」について
消費税10%は断念すべきで、消費税の増税は、必ず消費を冷え込ませ、景気を悪化させるとしています。大賛成です。単に自民党の反対のことを主張しただけかもしれませんが、その通りだと思います。もし、何でも反対するので、自民党が減税すると言ったら、共産党は増税すると言ったかもしれません。月額3万円の給付制奨学金を、現行の奨学金受給者の半分にあたる70万人の規模で創設するとしています。給付制奨学金の方向性は良いのですが、対象の規模感がめちゃくちゃです。相変わらず軍事費を削りたいそうです。自衛隊の皆さんの隊員数や装備や訓練が減ったら、災害救助の時に困ることになるでしょう。日本を貶めたいのが見え見えです。
日本共産党の「力あわせ、未来ひらく」の「(3) TPPに断固反対します―食の安全・安心と地域経済に責任を持つ政治に」について
TPPについては筆者もどちらかと言えば反対です。理由は資料があまりにも膨大で判断しかねるからです。全部を理解するのは一般人には到底不可能です。幸い次期アメリカ大統領も反対すると予測されるので、しばらくは様子見で良いと思います。
日本共産党の「力あわせ、未来ひらく」の「(4)原発ゼロの日本に、再生可能エネルギー先進国をめざします」について
福島県の復興を阻む風評被害の根本は、過度な原発不安を煽る人たちです。その中に共産党も少なからず含まれています。原発の全てがダメではなくて、原子力技術の伝承や特定のエネルギーに依存させない為にも、ある程度は原発を動かすべきです。上手くバランスを取るのも政治の仕事だと思います。共産党にバランスを求めることは期待していません。
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日本共産党の「力あわせ、未来ひらく」の「(5)基地のない平和な沖縄を―米軍新基地建設押しつけを中止します」について
6月5日に投開票された沖縄県議選で、翁長知事与党が躍進、安定した過半数を確保し辺野古新基地建設を許さない「オール沖縄」の意思が、あらためて日米両政府に突きつけられたとしています。「過半数の確保」で「オール沖縄」だそうです。辺野古基地移設派の民意はゼロみたいです。少数派は言論封殺です。共産党は、対案を示さないので、普天間基地はそのままでいいみたいです。
日本共産党の「力あわせ、未来ひらく」の「(6)女性の尊厳、人権の保障、自由と民主主義を発展させます」について
秘密保護法を廃止するとしています。どうして外交などの重要機密を一般人が知る必要があるのでしょうか。多くの「死に票」が生まれ、投票した過半数の民意が切り捨てられる小選挙区制を廃止するとしています。これは、「過半数ではない方の民意が切り捨てられる」の間違いだと思います。政党助成金を廃止するとしています。機関紙や多くの寄付金を集められない政党は、どうやって政治活動をすればいいのでしょうか。
日本共産党の「力あわせ、未来ひらく」の「(7)災害から国民の生命と財産を守る政治に」について
災害に強い社会と国土に、防災・減災のまちづくりをとしています。では、公共事業費の増額に反対しないでください。まとめ
相変わらず、安倍自民の批判に終始しています。安倍さんのことが大嫌いなのでしょう。政策は、日本の国益を損ない、中国の国益を増やすことに注力しています。「国民連合政府」という非常に怖いことも言いだしてきています。民進党や少数野党は既に共産党に飲み込まれかけています。いずれは共産党に完璧に飲み込まれるでしょう。筆者は、共産主義は恐ろしい考えだと思いますが、直近の選挙結果を見ると、共産党が躍進してきているのは事実です。今は共産主義化を前面に出してきていませんが、議席を多く増やした場合は、日本という国の共産主義化を目指してくることになるでしょう。
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