舛添要一、不信任決議案可決で、都議会解散に言及【舛添ケチジ、舛添無双】

2016/06/13 2016/06/14

舛添要一都知事が、13日総務委員会の集中審議の終了間際に、不信任決議案が可決されれば、辞職ではなく、都議会を解散する可能性もあることを示唆しました。この舛添は、一連の騒動の原因は、都議会にあるとでも言いたいのでしょうか。

キャプチャ

都議会解散示唆の発言経緯

舛添要一都知事は、13日総務委員会の集中審議の終了間際に発言を求め、次のように述べました。「不信任決議案が可決されれば、知事選または都議選がリオ五輪に重なるので、猶予してほしい」と。「都議選」とはっきり発言しました。不信任決議案の可決は、知事が辞職する「知事選」だけでなく、都議会を解散する「都議選」がある可能性に言及しています。

地方自治法の不信任決議案可決とは

地方自治法によると、不信任決議案は本会議で議員の３分の２以上が出席し、４分の３以上が賛成すれば可決されます。その場合、首長は１０日以内に辞職をするか、議会を解散するかの選択をしなければいけません。つまり、首長（都知事）は「自らの辞職」か「議会の解散」を選べるのです。都議会を解散しない場合、知事は自動的に失職します。都議会を解散した場合は、改選後の都議会で議員の過半数が賛成して再び不信任案が可決されれば、失職が決まります。

都議会解散をするケースは

不信任決議案が可決されて、首長が議会を解散するケースで考えられるのは、「首長が悪いわけでなく議会が悪い」と首長が判断する場合です。つまり、舛添はこの一連の騒動の原因は、都知事本人が悪いのではなく、不当な追及をする都議会が悪いとでも言いたいのでしょうか。

さいごに

「知事選または都議選がリオ五輪と重なる」と発言して、都議会に「不信任決議案を出すな。もし出せばお前ら（都議会議員）を失職してやる。」と牽制でもしているのでしょうか。都民や国民は東京五輪と選挙が重なることより、舛添に一日も早く辞職して願っていると思います。舛添が辞めれば次の都知事が対策を考えると思います。もしどうしても選挙と東京五輪が重なるのが嫌なら、任期終了１年前に辞職をして、前もって都知事選をするなどいくらでも考えられますので、舛添は速やかに辞職してほしいと思います。

- 政治経済