「空海 人生の言葉」を読んでみた
2016/06/11
「空海 人生の言葉」を読んでみました。
一時期、サラリーマンとして働いていくことに「このままでいいのだろうか」と思ってた時に、心理学の本をたくさん読みました。その時は、何だか心にもやがかかっていて、それをすっきりさせる方法はないものかと、色々な作者の心理学の本に手を出していました。それまでは、政治と経済の本しか読んでいなかったのに、何かを求めて読んでいました。そこで、出会ったのがこの本でした。純粋な心理学でもなく、真言宗の家系に生まれた訳でもないけど、単に何か生きるヒントが書いてあるかなと思って買いました。因みに、私の家は浄土真宗本願寺派です。
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構成は、十一章に分かれていて、一章では心について、二章では身体についてといった感じで、合計200のお言葉が書かれてあります。当たり前の良いことも書いてあるけど、なんだこれはという卑屈なことも書いてあり、本当に一人の空海が全て書いたのかなという印象を受けました。
一つ印象に残った言葉を紹介します。三章の志についての言葉です。
まったく不可思議なことは、リーダーのたった一言が、人をして賤しくもし、尊くもするのだから。
引用元 「空海 人生の言葉」
人の上に立って良い働きができるかはこういうことなんだなと。
人の上に立って仕事をしてはいけない人もいるんだなと。
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私はよく考えもせず、自分の思ったことを、すぐに言う人が苦手です。聞いた方が嫌な思いをするだけのことは言わない方が良いとも思っています。いつもこいつは馬鹿だなと心の中で笑っています。
人格者とまではいかなくても、人を賤しくする一言は、言わない人になりたいですね。
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