誰?山田太郎とは何者か【児童ポルノ禁止法改正に反対】【参院選でオタク層を票田に新党改革新井代表を上回る】
今回(2016年)の参院選の結果を見ていて驚きました。新党改革の比例代表から立候補した山田太郎さんです。得票は荒井広幸代表の4倍以上で、291,188票を獲得しています。新党改革の得票率の77.4%をこの山田太郎さんが獲得しています。調べてみると、オタク層を票田としていることがわかりました。オタク層の代弁者である山田太郎さんを掘り下げていきたいと思います。
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恐るべき集票力
山田太郎さんが獲得した票数は291,188票です。これは民進党の比例代表のトップ当選で小林正夫さんの270,285票を上回ります。もちろん社民党の福島瑞穂の254,956票をも上回っています。もし、自民党、民進党、公明党、おおさか維新の会、共産党、社民党、生活の党と山本太郎となかまたちのうち、いずれかから立候補していたら当選しています。この山田太郎さんはそれぐらいの集票力を持っています。票田はオタク層
山田太郎さんは、マンガやアニメ、コミケを愛するオタク層を票田にしています。マンガやアニメなどに対する表現規制への反対を訴えて、児童ポルノ禁止法改正や非親告罪化などに反対して、オタク層の心を掴んできました。戦略にも優れていて、コミケ会場で街頭演説を行ったり、オタクと議員の距離を確実に縮めました。
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ツイッターなどのITも戦略的に活用
ツイッターなどのITツールも戦略的に活用しました。山田太郎自身への支持を呼びかけるツイッターツールもWebサイトで公開して、SNSを効果的に活用して、オタク同士の横の繋がりをそのまま支持の獲得に成功しました。その際に利用された画像がこちらです。出典:https://twitter.com/
まとめ
今回は新党改革という小さな政党から立候補した為に当選しませんでしたが、支持を訴える方法としてたった「一点」だけを訴えることも有効だということを証明しました。山田太郎さんの場合は「児童ポルノに対する規制の反対」でした。次回からは、ますます10代の選挙権が注目されることになると思います。例えば、「奨学金の無利子枠の拡大」など一点突破の政策で当選してくる議員も出てくることになるでしょう。
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