ロンドンのゲイバーで〇〇された話
2016/06/11
こんばんは、AKB総理です。約8年前のロンドンに留学していた時の話です。あの頃は、今よりも体の線が細くて、すらっとしていて男の人にモテる体型だったのかもしれません。
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いつものようにパブへ
ロンドン生活って言っても、たまにサッカーやライブには行っていたのですが、何も無い日は特にすることもなく、いつも学校が終わったら、パブへ繰り出していました。パブは日本で言う大衆的な酒場のことです。お酒はあまり飲めないんですが、英語の勉強の為に、仲の良かった友人(韓国人の男)と二人でいることが多かったです。その時は、彼の買い物に付き合った為に、いつもと違うパブに行きました。
見た目は普通のパブ
そのパブは確か2階建ての建物で、2階の席に座ったと思います。当時、イギリスでは建物内での喫煙が全面的に禁止されたばかりで、2階にタバコが吸えるテラス席があったこのパブはお客さんでいっぱいでした。今から思えば、同性同士の客ばっかりだったのですが、その時は気にもしていませんでした。後から聞くと、同性愛者が集うことで有名なバーでしたが。
男二人から話しかけられる
お酒が弱いので、いつものようにシャンディ・ガフを飲んでいると、男二人に話しかけられました。友人とはソファー席で飲んでいたので、こんな感じの並びになりました。
男A・私・友人・男B
そして、私が男Aと、友人が男Bと向かい合って話していました。男Aは屈強な体格で、眼鏡をかけた白人で、身長も185cmくらいだったと思います。私も男Aもサッカーが好きだったので、サッカー談議を一通り終えた後、趣味の話になりました。
英語は難しい
男Aは酔いも回ったのか、いきなり下ネタを言ってきました。「I like to be fucked.」と。私は単にエッチが好きなおっさんなんだなと解釈して、「Me too.」と答えてしまいました。よく考えれば「be fucked」なので、受動態なんですね。何もわからず、私もされるのが好きと言っている始末です。
周りを見ると
ふと隣のテーブルを見ると、綺麗なお姉さん同士がディープキスをしていました。しかも、こちらに見せつけるように。お互いの体も触りあっています。その時は、まだ「さすが国際都市ロンドン!」としか思いませんでしたが、いざ隣の友人を見てみると、
なんと、友人の顔に、男Bの顔が重なっています!
男Bの左手は友人Aの首をしっかりとホールドして、右手は下半身をズボンの上からまさぐっています。
友人Aは脱力したように、動かなくなっています。
あれだけ仲間由紀恵が好きだと熱く語っていたのに。
日本の味噌汁が好きだと言っていたのに。
全俺が震撼した
そこで、ようやく自分の置かれている立場を理解しました。全俺が震撼しました。逃げなくちゃいけないと。父と母にここまで育ててもらって、何の恩返しもできずに、くたばってたまるかと。男Aと目が合い、彼はニコッとほほえむと、宇宙速度のごとく、私に唇を重ねてきました。私はこの窮地をを回避する為、咄嗟に席を立ちました。友人は変わらず隣で、屍のように魂を吸われ続けています。
女性が好きだと必死で説明
私は、男Aに女性が好きだと必死で説明しました。何も知らずにここに来て、思わせぶりな態度をして申し訳ないと。しかし、彼は食い下がらず、「それはないよ」みたいなことを言って、怒っています。これは埒が明かないと思い、店を走り逃げるように飛び出しました。とにかく怖かったので、ロンドンを全力疾走しました。振り返ることもなく、300メートルくらいは疾走したと思います。
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友人を戦場に残して
呼吸が落ち着いた後、友人のことを思いました。「置いてきぼりにしてしまった。戦場に見捨ててきてしまった」と。携帯を何度かかけましたが、彼の元気な声を聞くことはありませんでした。家路につき、シェアメイトにこのことを話すと、そこは有名なゲイバーでした。
友人は二つの意味で大人だった
翌日、彼は何事もなく私に接してくれました。何も言ってこなかったので、こちらも何も触れませんでした。本当は聞きたかったけど、後ろめたくて何も聞けませんでした。ただ、彼は、心なしかお尻が痛そうに歩いていました。
友人は大切に。
完。
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