GPIFの年金約５兆円の運用損は強いて言えば世界経済のせい【年金赤字は誰のせい？】

2016/08/06

AKB総理です。GPIF（年金積立金管理運用独立行政法人）が2015年度決算を行い、運用損が５兆３千億円になることがわかりました。

厚生労働省は５日、サラリーマンが入る厚生年金と自営業者らが入る国民年金の２０１５年度決算（時価ベース）を公表した。あわせると３兆２４５８億円の赤字。赤字は５年ぶりで、過去３番目の規模。年金積立金管理運用独立行政法人（ＧＰＩＦ）による５兆３千億円の運用損が影響した。
引用：http://headlines.yahoo.co.jp/

ヤフーコメントは非難の嵐

ヤフーコメントを見ていると、「赤字の責任は誰が取るんだ」とか「貯金した方がマシだ」とか、民進党や共産党の議員の様にバッシングの嵐です。筆者含めて、所謂ネット民は自民党支持者が多いと思ったのですが、今回ばかりはそうではなさそうです。「悪いと思うことは悪いと言える」のは、健全で良い社会だと思います。

経済状態が悪い時は、誰がやっても赤字になる

投資を経験している方ならわかると思うのですが、経済状態が悪い時に、投資をして黒字に持って行くのは至難の業だと思います。株を買っても下がることが多いのですから。どんなにやり手の投資家でも難しいです。

運用は絶対に必要

赤字になるくらいなら、運用せずにそのまま貯蓄すればいいと言う方もいますが、それは違うと思います。物価は常に変動するので、運用は絶対に必要です。運用成功とは、赤字や黒字のことではありません。今あるお金で、将来に予定通りにモノが買えるかどうかです。

運用を簡単に言うと

今ある100円で将来もリンゴが買えるかどうかということです。例えば、今は100円持っていて、リンゴが100円だとします。数年後にリンゴの価値が200円になった時に、持っていた100円が200円になっていれば運用成功です。リンゴの価値が50円になった時は、持っていた100円が50円になっていても運用成功です。リンゴの価値が200円になった時に、持っていた100円が150円に増えていたとしても運用失敗です。つまりリンゴが買えれば成功、買えなければ失敗です。